今回は浄土真宗を布教するにあたり、第八世蓮如が用いた布教法より組織運営術を学びたいと思います。蓮如の布教方法の特徴は、『講』と呼ばれる組織を村々に設置して信者の結束を固めたこと、その教義を『御文』という手紙でわかりやすく説明したことの二点です。この『講』と『御文』を布教活動の両輪に据え門徒たちに今でいう通信教育制を敷いたのです。この『御文』は、無学な庶民でも読み聞かせれば直ぐに理解できるように工夫を凝らした文章であり、21世紀の今日でも、不自由せずに読むことができるものです。
これを現代の組織運営に生かしてみましょう。『講』を会社の各課各係に、「教義」を経営理念に置き換えれば、『御文』に相当するメモを書き、従業員に説いてみてはいかがでしょうか。このメモは、正規の通知文書とは対極に位置するものであり、「真面目さ」よりも「面白さ」、「正確性」よりも「わかりやすさ」、「論理性」よりも「訴求力」が求められます。要するに、興味深く読めて、その内容を簡単に理解でき、なおかつ印象に残るものでなくてはいけません。ポイントとして次の諸点に留意しましょう。
・読む者を意識して、平易な表現を選ぶこと
・テーマの幹となる部分はしっかり長く、枝葉の部分はできるだけ簡略に書くこと
・エピソードや喩え話を積極的に活用すること
・強調したい部分については、言葉を換えて幾度も繰り返すこと
・重要な案件についてはメモを何度も発信すること
・メモは長くなりすぎないこと
いかがでしょうか?明日からでも早速取り組めますよ!!
是非お試しください。
2007年11月28日
本願寺第八世蓮如に学ぶ組織運営術
posted by core at 08:58
| 内部統制


