本人の意志とは別の理由で引退しなければいけないケースは多々ある。
プロスポーツにおけるトップアスリートは、オファーがない限り自分の意志では現役続行でも所属先がなく引退せざる得ないという厳しくもあり、切なくもある引退もある。
それが大きな輝きを放ったことがあるスターアスリートならばなおさらだ。
先日、ソフトバンクホークスの斉藤和巳コーチが現役復帰を断念しチームを退団することになった。
2010年を持って支配下選手登録から抹消されていたためこの時点で形式上は引退していた。
しかしながら、本人は現役復帰を目指してリハビリを継続していたため球団もその意向をくみ取り3軍リハビリ担当コーチというポジションで現役復帰の支援をしていたことになる。
これは前述のスターアスリートであり、エースとしても、投手陣のリーダーとしても精神的支柱としてチームを支えてきた絶対的貢献度、復帰後のポテンシャルも加味した期待値であっても破格の待遇だったといえる。
2003年から2006年までの4年間は圧巻の成績でこの間で64勝16敗、最多勝2回、最優秀防御率2回、最多奪三振1回、最高勝率3回、沢村賞2回、とにかく気迫を前面に押し出しながらも、冷静かつ沈着、いわゆる絶対的エースだった。
度重なる負傷、リハビリとの闘い、つまりは己と闘い続けたのだが現役復帰を断念するということでその闘いに自ら終止符を打った。
静かな引退ではあったが、7月31日を持って球団を退団するという記者会見の場で涙を流した稀代のアスリートが引退を決断した理由は、全盛期の自己のレベルまで戻せないという強いプライドと、それが本当の意味でのチーム貢献であり、トップアスリートとしての使命を果たせないという自己判断からであった。
まさに最後の最後までエースだった。
斉藤投手、お疲れさまでした・・・
2013年07月30日
岡部のtweet 〜 和巳の引退
posted by core at 06:00
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