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2013年06月26日

プロ野球の統一球問題

NPB(日本野球機構)が今シーズンより統一球の品質変更をしていた問題についての考察です。

統一球を使用することによってホームランが激減、ここ2シーズンは完全に投高打低になっていたのですが、今シーズンになってDeNAのブランコの本塁打量産を筆頭に選手間でも「ボールが変わったのでは?」という疑念が見事に的中した結果となりました。



真相発覚後の加藤コミッショナーの発言もより混迷を極めたのですが、論理的にはNPBと統一球の製造を一手に担うミズノとの間で交わされた反発係数基準の値では「0.4034〜0.4234」の範囲に収めるというようになっているようですが、昨年、そして”飛ぶようになった”と言われる今年も、いずれもこの値の範囲内なので全く問題がないのです。



そしてこの問題をもうひとつややこしくしているのはNPBに1981年に導入された反発係数基準があり、こちらは「0.4134〜0.4374」となっており、この基準値では昨年までのボールは基準値以下だったのです。



ところが前述のNPBとミズノの契約上の反発係数基準の範囲内ではあるため、ミズノには全く瑕疵がないことになります。



要するに統一球が導入された時点からダブルスタンダードだったのです。



しかしながら、ここであえて真の問題定義を行うのならば反発係数基準がどうのこうの、品質管理がどうのうこうのという以前の問題ではないでしょうか?



そもそもが何のために統一球にしたのか?



MLBに移籍する選手が増え、WBCというメジャーな国際大会が開催されるようになったことで世界と同じ規格のボールでプレイをするということが本質だったはずです。



ところが初めて優勝を逃したWBCの日本代表チームは大会前から「統一球とはボールが違う」というコメントが頻繁に出てました。



MLBに今シーズンから移籍したカブスの藤川投手も「MLB公式球と統一球は全く違う」とコメントしていました。



既に骨子も崩壊しており、挙げ句の果てには素材、製造場所にいたるまで大きく変更されており、反発係数基準の範囲内での微調整、つまりはコンプライアンス上の問題ではなくガバナンスやアイデンティティの問題なのです。



相反する論点はすべてが当初のコンセプト、企業経営でいうところの創業理念のブレが招いたお粗末な結果、いずれにおいても加藤コミッショナーは早々に退場すべきでしょうが、どうもしぶとく居座りそうな雰囲気、呆れてものが言えないとはまさにこのことです。
posted by core at 06:00 | Comment(0) | ビジネス
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