長期の円高、主力事業であった液晶事業の価格崩壊における急激な採算悪化、最盛期は3兆6千億円あった売上は、2兆円超にまで減少しました。そうは言っても連結対象企業まで含めると、国内、国外も含めて5万人を超える従業員がおり、製造、流通その他シャープに携わる企業まで含めると有に10万人は超える人がこの巨像に寄り添っているはずです。
設備投資型企業なので、自己資本、他人資本の規模も桁違い、金融資本も間接金融、直接金融のハイブリット型です。東証一部上場企業ですから、外部の資本も多く入り、投資家、金融機関、取引先、もっと広げれば政府も含めて存続のための糸口をたどる現在の『注目株』ではあります。
リーマンショック時のアメリカのGMのように破綻してしまうのか?アメリカの自動車産業もIT関連企業が市場を席巻するまでは、アメリカのシンボリックな存在でした。
家電メーカーも我が国においては、自動車産業同様にシンボリックな存在ではあります。今回のアベノミクス『財政出動』『金融緩和』『成長戦略』の市場に与える影響は、いずれもシャープの業況を改善させる要因になるものばかり、政府も一丸となってこの経営不振に喘ぐ巨像を救済しようとしていることは自明の理です。
つい先日、金融機関団の1,800億円の追加融資、さらには9月の社債償還資金の原資確保のために、保有するパイオニア株の売却も決定しました。
金融機関団の融資枠は後、1,800億円を残しているようですが今の円安、株高基調の間に主力事業、収益事業の見極めをしっかりと行ない、追加融資とパイオニア株の売却資金で9月までの事業存続にはメドが立ったようですから、サムソンとの資本提携、ホンハイとの包括提携も含めて今後の道筋を市場にも、従業員にもはっきりと示す必要があると思います。
シャープの経営理念、経営信条です。
これを見てどのように思われますか?
現状を見ると、GMの社長がチャプター11を適用される前の公聴会にプライベートジェットでつけて批判にさらされた時のことを思い出します・・・
社会のために再生は不可欠でしょうが・・・
現在の再生スキームのままでいいのでしょうか?
ニュアンスは皆様のご想像にお任せします・・・


