8年前に大病を罹患してこの時期は定期的に検査を受けて自分自身の健康状態のモニタリングを受けている。
先日、検査結果を聞きに行った。
No recurrence
主治医の先生からCT画像の説明を受けながら、健康である自分自身に感謝しながらも、人間の光と影を感じずにはいられない。
2年前に東日本大震災によって福島原発で起きた事故は今なお復旧のメドは立たず、その放射能の被害は今後100年経っても解決しているかどうかもわからない状況である。
人の命を救う医療技術も、今回の原発事故で甚大な被害をもたらした原理である放射能は、全く原点はいっしょなのである。
原発も事故が無ければ人々に電力等のエネルギーを提供する人類の叡智の結晶だったはずである。
光と影
人類の叡智が時に私達に牙をむいた時は、想像もつかない未来をもたらすことになる。
人の命を救うのも、奪うのも同じ原理で生まれたものである。
私が検査を受けるのは毎年3月なのである。必ず自分自身の健康が確認できるときに、その健康が確認できる人類の叡智が我々に牙をむいた時の怖さを感じなら検査を受けるのであろう。
今を生きていることに感謝、そして人類の叡智にあらためて感謝するとともに、その人類の叡智が私達自身に牙をむいたときの怖さを同時に感じている。
あらためて自分自身の健康を感謝するとともに、東日本大震災で被災された方々、そしてお亡くなりになられた方のご冥福を心より祈念いたします。
そして人類の叡智が、今後の世の中にとってより良い方向に進むように心から祈念する。
*寛解の意味
東洋医学用語でいわゆる一病息災である。持病はあるが完治しておらず、その病気と共存しながら生活している状態を指す。語句の直接な意味としては、ゆるやかに意味を解き明かしていくという意味がある。
2013年03月13日
人類の叡智の果て・・・
posted by core at 01:23
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| 寛解
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