2013年2月3日の午後9時59分、12代目市川團十郎氏が急逝された。
66歳という年齢はあまりにも若すぎるし、日本の伝統芸能である歌舞伎を次の世代へと承継していくうえでは、昨年の暮れに57歳で逝去された中村勘三郎氏もしかり相次ぐ伝統芸能の名優の方が壮絶な闘病生活の末に亡くなられることから、私たちに何かを伝えようとする天の意志が働いているとしか思えない。
團十郎氏の長男、海老蔵氏は2010年10月に暴行事件に巻き込まれた。勿論、本人の不徳の致すところもあったのだろうが、自身の反省だけではなく、このときは闘病生活から見事に復活されていた團十郎氏が役者の師匠であり、そして先輩として、時には父親の大きな愛情を持って海老蔵氏の社会的復帰を守り続けた。
見事に役者としても、人間としても一回りも成長して復帰した海老蔵氏の立ち居振る舞いは父親である團十郎氏が亡くなられた日の報道陣を前にした記者会見で、自身の不祥事中に代弁者となって報道陣に丁寧に対応されていた故人の團十郎氏とだぶるように慈愛に充ち溢れていた。
人と人の絆、教育現場の崩壊による体罰の問題など、伝承、承継、という親子の絆がベースとなる部分がクローズアップされる中、私たちに團十郎氏が親の愛、師匠の愛、そして愛があるからこその厳しさとはどのようなものか?を指し示していただいたような気がする。
團十郎氏、どうか安らかにお眠りください。
そして海老蔵氏の今後の成長、発展を心より祈念いたします。
2013年02月05日
團十郎さんが教えてくれたこと
posted by core at 06:00
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