企業経営において、このままにして置くと損失がさらに拡大すると経営者も含めて周りの方も認識、予測ができていてもついつい先送りして結果的に大きく損失が膨らんでしまうことを実は行動経済学においても容易に説明できるものであります。
アメリカの心理学者、ダニエル・カーネマン氏らが提唱したプロスペクト理論がまさにそれであり、人は得することより損することに極めて敏感なのです。
同じ金額なのに100万円得した時の喜びより、100万円を損した時のショックの方がずっと大きいのです。
だから損失を早く確定するよりは、確立が低くてもその損失を取り返して得に変えるためへの戦略を選択してしまうのです。限りなくその可能性が0だとしても・・・
つまりは損失を拡大させる確率が高くても、利益を出せる可能性があるのであればそちらの方向にビジネスの舵取りを選択する可能性が行動経済学においても、心理学においても立証されているのです。
そこをビジネスモデル化したのがギャンブルビジネスであるカジノや我が国においてはパチンコ、スロットのビジネスがその最たる例です。
初期投資と回収額を単純比較する傾向が強く、その間の労力、時間というリターンを得るためのコストを失念しているから、最終的に諦念に変わるという行為を我々は繰り返しているのです。
損して得をとれ
このような言葉を戒めのように頻繁に発信されていても不思議と損をするという行為には自分に限っては取り返せるという、摩訶不思議な根拠のない暗示にかかり意味のない損失を繰り返すのです。
損失は100%取り返せない!
今の得は、以前の損失を取り返したのではなくて、自身の経験を糧に新しく得たものだと考えましょう。
2013年02月06日
損失が拡大する理由(ワケ)
posted by core at 06:00
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