NHK放送文化研究所が5年ごとに実施している「国民生活時間調査」というものがあります。
この調査は一日の生活時間をどのように使っているかという調査であり、人々のライフスタイルの変化が時間という単位で表せる非常に興味深い調査になります。
さて、1995年、2000年、2005年、2010年と過去4回の調査を比較した場合に顕著に表れているのが冒頭のIT関連のものに割く時間が大きく増えているということです。
パーソナルコンピューターが一般家庭にまで本格的に普及しはじめたのが、1998年前後からで、2000年の調査からテレビ離れ、活字離れ、睡眠不足、インターネットの利用時間の増加、直近の調査には出ていないのですがスマホの普及によりインターネットの利用時間はより多くなっていることは容易に想像できます。
さらにこの弊害としてインターネットから得た情報を信じるという、まあ大は小にまかれるという傾向なのか、朱に交われば赤くなるということなのか、マスコミ不信(勿論、適正な報道がなされていないというメディア側の責任もあるとは思いますが・・・)の傾向も顕著になってきているようです。
心が豊かな生活をおくるうえで、現在のストレス社会においては、怒り、不安、抑鬱、悲観、逃避という5つの要素に強いストレス反応が生じるのですが、このいずれにおいても外的要因としてではなく自分自身の内的要因として睡眠不足が起因していることは医学的に立証されているようです。
そしてここでこの睡眠不足になる最大の要因が“夜更かし”であり、この“夜更かし”の一番多い理由がインターネットだそうです。
私も20代の時に仕事が残業続きで帰宅は毎日深夜でした。自分の解放された時間を少しでも持つために睡眠時間が少なくなると判っていても、就寝前にレンタルビデオを見て寝ていました。
ですから、インターネットを就寝前の深夜に見ている気持ちはわかりますが、ポイントは自分でコントロールしないとインターネットは時間に際限がないのです。かつてはネットに繋がるだけで高額な回線使用料が発生していましたから対価の支払いという抑止力が働いていましたが、いまではインフラ技術の進歩、整備で固定料金だけで時間制限なしが普通です(有料サイトは別ですが・・・)。
これは明らかに世の中のインターネットに触れている方は大なり小なりのIT依存症になっていると言っても過言ではないでしょうね。
喫煙、アルコール、いわゆる依存症という言葉をこの後につけることができる嗜好習慣は以前にくらべて減ってきています。
時間を含めた人々の消費行為もどんどんIT関連に吸い上げられています。
そのうち実生活がすべてバーチャルの世界と入れ替わってしまうかも?
なんてどこかのテレビ局のオムニバスの定番ドラマ『世にも奇妙な物語』っぽい感じでこの稿を終わります・・・
2012年05月29日
IT依存症
posted by core at 06:00
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| 岡部のIT考察
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