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2012年02月27日

身内への事業承継はエゴか?

同族会社における事業承継は、単純に経営者交代という訳には行きません。現経営者が創業者であるならば尚更です。

事業承継をした場合に、経営者であるという客観的、もっと平たく言えば、法的な職責、立場は変わりませんが、内外を問わず主観的、もっと平たく言えば周りを取り巻く方の感情的なことから判断すると、創業者(先代)、後継者と区別していることが実体だと思います。

ここで、事業承継で重要なポイントとしてどちらの経営者が優秀かと比較することではなく、企業の業歴、業態、規模も創業時と承継時は異なるために、経営者に求められる資質、リーダーシップの内容が変わっているということです。



後継者の意思に問わず、創業者がご子息もしくは身内(例えば、娘婿)に事業承継をしたいと思っているケースは多々あります。勿論、早々に身内が事業承継しないことがわかっているために第三者への事業承継スキームを準備しているケースもまた珍しくはありません。



今回のテーマは前述の身内に事業承継を試みるケースで検証します。この場合、後継者の意思ではなく心中の本心は考えないとします(例えば、本当は承継したくないと思っていて先代(親等)に言い出せない・・・)。



さて、このケースの事業承継は創業者(先代)のエゴでしょうか?



皆様がどのように感じるかですから正解はないと思います。客観的な見方としては、その後継者の方に経営者としての資質の有無から判断するのならば、第三者的には成否はあるでしょう。



しかしながら、立場は人を育てます。頼りないと思っていた後継者がその立場に就いた途端に見違えるように成長する(成長したように見える)ことも珍しいことではありません。勿論、その逆もしかりですが・・・



私はこのように考えます。



創業者(先代)が引退しても目が行き届く場合、しっかりとしたサポートができる場合、後継者は身内が行うことがベター(敢えてベストとは言いません)だと思います。勿論、後継者の方も含めていわゆる二頭政治のようなもので周りの方は非常にやり辛いとは思いますが・・・



客観的にみたエゴは企業の守勢経営を整える意味で、非常に意味があることになると思います。つまりは、強烈なリーダーシップで企業を牽引してきた経営者が、今度は自身の企業を客観的な目線で見る立場に変わるのです。



それまでは、後継者が自社を客観的な目線で見てきたのに立場が変わることによって、その役目を創業者の方にバトンタッチをするのです。創業者の企業を、後継者を、従業員を守りたいという意思は強く、後継者が身内であれば尚更です。守勢経営を整える意味ではこの上ない適任者になります。



もっとも守勢経営のしくみ構築という立場におさまれるならばですが・・・



従って私の持論としては、条件付きではありますが、身内への事業承継は創業者のエゴではなく、むしろ合理的だと考えます。



まあ、私も経験上、創業者が守勢経営に徹底されるケースはあまり見たことはありませんが・・・



歴史を紐解けば、最たる成功例は江戸幕府ができたときの徳川家康の取り組みでしょうね・・・
posted by core at 06:00 | Comment(2) | 経営承継(COREな帝王学)
この記事へのコメント
私も同意件です。まあ、後継者に能力がない場合は、社内の優秀な人材が独立して事業を創業する形になるだけですからね。創業の苦労もあるでしょうが、事業承継の苦労は地味ですが大変だと思います。かの徳川秀忠も目立ってはいませんがずいぶんと苦労して、徳川家の礎を強固なものにした功労者ですよね。
Posted by 広島の税理士 at 2012年02月29日 08:31
広島の税理士さんへ

昔から言われていることですが、事業承継において先代と後継者の能力が客観的に甲乙つけ難いとしても後継者の評価が低く見られるのは、攻勢経営と守勢経営の特性の違いが大きいと思います。

人材も乏しく、組織も脆弱な中小企業は、それこそ「攻撃こそ最大の防御なり」とも言えますが、この前提は1代限りにおいてのみです。

先生がおっしゃられる通り、事業承継は企業経営における非常に難しいイベントなのです・・・
Posted by coremanagement:Okabe at 2012年02月29日 09:03
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