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2012年02月07日

プロラタ

プロラタという言葉をご存じですか?

『プロラタとは、ラテン語を語源とする「比例して、按分に」などを意味する言葉です。債務者がデフォルト(債務不履行)を起こしたような場合に、すべての債権者がそれぞれの債権額に比例して債権額を按分に負担することをプロラタ方式といいます。また、複数の売買(製品提供)契約先がある場合に、限られた製品数しか確保できない場合の製品引渡量の配分方法や、サービス提供を受ける契約を途中で打ち切る際に、その報酬を期間配分して支払う場合などもプロラタという言葉を使います。なお、わが国での企業の私的整理(債権放棄)などに際しては、債権者はそれぞれの債権額に比例した放棄額をプロラタ方式で負担すべきだとする主張に対して、あくまで影響力の大きい主要取引銀行などがより大きな責任をとるべきだとする主張があります。』
【infobank:マネー百科より抜粋】



中小企業の経営再建を行う際に、間接金融資本が主流の我が国において経営破綻状況まで陥っていない場合の企業にとっての債権者は、金銭債権者つまりは金融機関との返済交渉が主流になります。

経営継続が前提とした中小企業においては営業債権者への支払交渉は、商取引そのものに直接影響を与える場合が多く(例えば商品取引の停止等)、経営改善、経営再建の施策を取る上では金融機関に返済猶予をお願いするケースが中心となってきます。

その場合、企業の取引行が複数行ある場合にはその債権残高の比率によって比例按分により返済原資を分配したり、債権カットをしたりするのです。



ここで債権カットに金融機関が応じてくれるのは経営破綻した場合に社会的影響が大きい大企業の場合だけあり、実質は返済条件変更による場合の返済原資額をこのプロラタ方式で按分して返済することが中小企業として交渉の実体になります。



この方式は再建を目指す企業、債権保全を優先する各金融機関の思惑が交錯するので交渉としては大幅な難航が生じます。とくに貸出債権額が大きいメインバンクと他行とのリスクの不均衡さを主張する金融機関の調整には根気がいる交渉が必要です。



メインバンクのプロラタ方式の取り付けを間違うと他行はなかなか応じないので、メインバンクとの交渉には細心の注意、目配り、気配り、そしてはっきりとした出口戦略の提示、実現性の高さのアピール等、と定点評価、未来評価、のいずれも重要になります。



プロラタ方式での経営再建は、企業とメインバンク、メインバンクとメインバンク以外の他行、企業とメインバンク以外の他行との三角形の相関関係において、どうしてもメインバンク主導になる部分はいたし方ないのですが、メインバンクとの関係性を良好に保てれば、もしくは経営再建の計画立案、施策実行のプロセスでその関係性をより良く、より深くできるのであれば、難航していた交渉、再建計画がむしろ円滑、迅速、加速して一気に進む場合も多々あります。



いずれも一番大切なことは企業の継続であり、そのための経営再建なのですから、決して諦めることなくメインバンクと粘り強く交渉して再建の道筋を提示すれば結果はいい方向に向かう可能性は高くなります。



資金調達はいわば現金という企業の血液を仕入れることです。商売するときに、どうしてもこの商品、このサービスを得ることができれば利益が必ず出ると確信したときには仕入交渉を粘り強くされますよね?



資金調達ができれば(この場合返済猶予等の見直しもキャッシュアウトを減額するという意味ではキャッシュインです)、再建のチャンスが出てくる訳ですから商品仕入れ同様の根気と、熱意を持って交渉していきましょう。




posted by core at 06:00 | Comment(0) | コンサルタントとして
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