この言葉はご存じだと思います。大辞林でその意味を改めて引いてみますと、『人が取り残したものの中に、意外によいものがある』となっております。
さてこの言葉、実は財務コンサルタントの観点から会計の本質をお伝えするのには実に解り易いことに公認会計士であり、ベストセラー作家でもある山田真哉氏の著書:会計HACKS(東洋経済新報社:刊行)でご説明されていました。
簡単な会計講座になりますが、そもそも利益とは何でしょう?
シンプルな公式で皆様も馴染みがあると思いますが
売上−費用=利益
となります。
今となっては当たり前だったのですが、実は会計の発見のルーツがこの“残りもの”つまりは利益だったのです。
太古の昔、必要なものだけを狩りをして食し、作物を栽培して食するようになったときも自分達で必要なものだけを作ったのです。これが自給自足経済の原点です。
これから、もうひとつ進化したのが現在必要な以上に狩りをしたり、栽培し、厳寒期などの狩りや栽培ができない時期のストックを持つようになりました。いわゆる在庫です。
ここまでは、全て自分達の生活のためだったのです。
つまり、「残りもの」は「余分なもの」として自分達のためのストック以外は処分していたのです。
ところが、海辺で生活するもの、山間部で生活するものの交流がはじまると、この残りものを交換して、自分達が手にした以外のものも手に入るようになったのです。つまりは、いままで「残りもの」だった処分するだけのものが、自分達が必要な物に変えることができるということに気がついたのです。
そこからさらに進化して貨幣経済が生まれるようになりました。
利益の原点は実にこの「残りもの」だったのです。
残りものには福(利益)がある
今となっては複雑化した経済もその原点は意外とシンプルなものからだったのです。最初にこの「残りもの」に価値があることを発見した人は名も知れない人なのでしょうが、人類史を変える、そして経済のしくみを構築した、人類史上最高の発見だったのでしょうが、その偉大な人を誰も知らないというのが、また不思議なものですね。
併せてこの山田真哉氏の著書:会計HACKS是非読まれてください。
2011年03月28日
残りものには福がある
posted by core at 06:00
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