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2010年12月17日

贖罪

今回のおすすめの書は、2009年の夏に薬物事件に関与したとして逮捕された酒井法子の自叙伝です。

自叙伝の中で自身が述懐していますが、当時の正統派アイドルとしては力不足だったので、いわゆる規格外アイドルとして売り出すという事務所側の巧妙な戦略に乗ったようです。“のりピー”という呼称で、不思議な語録を重ね個性的なキャラクターとして認知されました。当時の私はこのスターに対する印象は嫌悪感をもっていたのが正直なところです。

さて松田聖子、中森明菜、小泉今日子、等の豪速球投手が次々と登場していたアイドル全盛期の次世代アイドルとして変化球を多用するトリッキーなアイドルとして登場した酒井法子でしたが、自身も20歳を過ぎるころから「今のままでいいのか?」という懸念を抱きはじめたようです。

彼女の転機になったのは、「ひとつ屋根の下」への出演だったようです。しっかりとした役柄は脱アイドルのきっかけとなり、正統派への軌道修正になりました。このドラマの出演がきっかけで脚本家の野島伸司との交際にまで発展します。

それから2年後、「星の金貨」の主演で聴覚障害を持つ女性を演じ、その演技力が開花し不動の正統派女優としての地位を築くことができました。



デビュー当時、アイドルから正統派女優への転身、結婚、事件、と一連の流れをたんたんと描写しているこの書ですが、私自身がこの著を購入した動機が“興味本位”がその主たるものであることは否めません。

発刊側のビジネス戦略に乗せられた当事者ではあります。

しかし、この本を読みながらひとつの懸念が生まれました。読み終わった後もその懸念は払しょくできていません。

「何故、この本を出版したのか?」

出版社の論理は単純だと思います。“話題性があり売れるだろう”、栄光と挫折(転落)という興味本位の第三者には一番インパクトがある内容であり、それが著名な正統派女優となればなおさらです。

では著者(本当に書いたかはわかりませんが・・・)の論理は何でしょうか?

酒井法子は何を伝えたかったのか?

出版にいたった動機は書の中でも述べていますが、私に言わせるとしらじらしい・・・



酒井法子の立場で考えると、一人の女優(公人)として世間に対する贖罪というよりも、母親(私人)として、愛するご子息へのメッセージを公的なツールを使って行っていると考えれば少しは理解ができます。

言葉、態度などの二人で過ごす瞬間に伝えられないことを文書というツールでご子息に伝える、そうでないとこのような早い時期の刊行はどうにも合点が行きません。



まあ、皆様もそれぞれの感性で感じ取られて見てください。



もっとも読んで見ようと思われるならですが・・・


posted by core at 06:00 | Comment(0) | おすすめ
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