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2010年03月10日

会社の「ウソの数字」にダマされるな

今回のおすすめの書は管理会計の入門書でありますが、他の本と比べますと多少は趣が違います。実はストーリー仕立ての会計入門書なのです。難しい用語、数字の羅列ではないために非常にわかりやすく、そして読みやすく書かれています。

筆者の林總(ハヤシアツム)氏は公認会計士、税理士であり外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立、現在は経営コンサルタント会社【株式会社林總アソシエイツ】を経営されており、経営コンサルティング、一般会計及び管理会計システムの設計・導入活動、公演活動などを積極的に行っていらっしゃいます。

さて、この本のストーリーはかつてのエリートコンサルタントがひとつの大きな失敗を犯した後、表面だけのコンサルティングではなく現地現場の精神に基づく真のコンサルタントになるべくシンガポール大学へと渡りそこで一から勉学に勤しんだ後、仕事に失敗した主人公をこの大学すすめた恩師から呼び戻されるところからはじまります。

主人公が新米経理課長として乗り込む会社は、上場準備を目論む中堅の電子部品メーカーの同族会社です。その会社の中では、会社の実権を握る幹部が「粉飾決算」に手を染めて、創業者の御子息の社長を飾り物として会社乗っ取りを画策している渦中に飛び込むのです。

正義感に強く、柔道黒帯のいわゆる文武両道の熱血感の主人公は、巧妙にしかけられた「粉飾決算」のからくりに敢然と挑み、いったんは不正を暴きますが、組織内の権力の壁に阻まれ、正しいことをしたにも関わらず東京本社から愛知工場へ左遷の憂いき目にあいます。

しかし、この左遷された愛知工場こそが「粉飾決算」の主たる舞台であり、創業時から会社を支えてきながら実権を奪われ実質の飼い殺しの状態になっていた工場顧問と出会います。技術畑のこの顧問は会社の中で起こっている不正の数々を感じながらも暴くこともできない、正すこともできない自分自身を嘆いていたのです。

主人公はこの愛知工場で「現地現場」のスピリットを生かし、表面上だけではない「粉飾決算」の巧妙なからくりを解明するのです。そしてこちらに監査で乗り込んでくる会計士を巻き込んで再度、本社に乗り込みます。

循環取引、在庫すり替え、架空利益、粉飾決算の常套手段を実にわかり易く、そして明解に実例に基づいて説明されています。

粉飾決算とは何ぞや?

とご興味ある方は必読の書です。







追伸

この本には続編があります。企業の不正をただし乗っ取りを画策した一団を追い出してこの会社の再建を託されることになった主人公に次なる試練が訪れるのです。粉飾決算で体裁を繕っていたこの会社に実質的な財務体力はなく事実上、着任と同時に経営再建が必要な状況に見舞われます。
posted by core at 06:00 | Comment(0) | おすすめ
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