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2010年02月02日

あ〜ぁ、楽天イーグルス

今回のお薦めの書は、今や名将として誰もが認める野村克也氏の著書です。オリックスと近鉄の合併により、誕生した新球団東北楽天ゴールデンイーグルス、寄せ集めのロートルチーム感は否めずに創設1年目は38勝97敗1引き分けという歴史的大敗で新任の田尾監督は解任されました。

その後に就任したのが野村克也氏、当初の契約期間の3年間では結果を出せませんでしたが、着実に力をつけてきたチームは続投した4年目に2位に躍進、待望のクライマックスシリーズにも進出しました。

3位ソフトバンクホークスとの闘いを制して北海道日本ハムファイターズに日本シリーズ進出をかけて挑みましたが、結果は1勝4敗でシーズンを終了しました。

野村氏自身がこの著書なかでも述壊されていますが、事実上の解任で来シーズンはこの東北楽天ゴールデンイーグルスの指揮を執ることはありません。本人も無念でしょう。そして発展途上中のチームがまた無に帰すことも考えられます。勿論、ファンも非常に残念がっているでしょう。



南海、ヤクルト、阪神、ノンプロのシダックス、そして楽天、野村氏が監督に就任したいわゆる“弱小球団”は見事に変貌を遂げて参りました。

皆様もよくご存じの名言も数々、いくつかご紹介しましょう。


勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし

中心なき組織は機能しない

エースと4番は育てられない

失敗と書いてせいちょう(成長)と読む

プロフェッショナルのプロはプロセスのプロ

人間は無視・賞賛・非難の段階で試される

財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すを上とする




弱小球団を中小企業に言いかえるのならば、これは企業経営の上でも非常に参考になることが多いのです。弊社の経営基盤強化プログラムの中にもこのエッセンスは大いに込められております。

さてビジネスの書として考えれば野村氏の総括ともいえるこの書ですが・・・



野村克也氏も私たちと同じ一人の人間なのだと実感する行があります。いわゆる解任を球団より告げられるエピソードです。

任期満了に伴う契約を更新しないのが球団のスタンスでした。

野村氏はこの書でこのように語ってあります。

「成績が上がったのに解任されるなどということは、長年プロ野球の世界で生きてきたわれわれの常識にはない」

今までの球界の常識に縛られていたため強くならないチームを論理的に打破して結果を出してこられた方の口から出てくる言葉とは思えません。球団が解任の理由を74歳の高齢と説明したことに対してさらにこのように続きます。

「若干の体力の衰えを感じるときもあるが、血液はサラサラで、身体はいたって健康だ。そもそも野球の監督は肉体を駆使するわけではない。呂律が怪しくなったら問題だが、頭がふつうに回転し、口がきちんときければ十分に務まるはずである。」

プロ野球の監督は中間管理職と説き、監督の力だけでは球団は強くならないことは以前から説かれていました。阪神タイガース監督時代の久万オーナーに直談判してその後に、球団体制を一新して星野監督が優勝という結果を導き出した話も有名です。

つまり、先程ご紹介した2つの行は氏が半世紀近く渡って説かれてきたことと大いに矛盾します。正直、氏が私心で監督をやりたいことを肯定しているようにしか聞こえません・・・

球団の対応のまずさはあったかもしれませんが、企業経営を様々な角度から考えた場合に、残念ではありますが仕方がない決断だと思います。

近年もこの氏が言う“球界の常識”に縛られて、かえって体調を崩された監督、その後のチーム再生に苦労しているところがあります。

仰木監督(ご逝去)退任後のオリックスバファローズ、星野監督(激務のため体調を崩す)退任後の阪神タイガース、王監督(激務のため大病を罹患)退任後のソフトバンクホークス等々です。

人間引き際が肝心とすれば、球団はむしろきれいな引き際を準備したのではないでしょうか?



少し、残念な内容の書でしたね・・・


 
posted by core at 06:00 | Comment(2) | おすすめ
この記事へのコメント
岡部さんの意見はもっともだと思います。

私としても、「立つ鳥跡を濁さず」できれいに卒業してもらいたかった感がありますが、この醜い引き際こそが「野村さんの真骨頂」かもしれませんね
Posted by 広島の税理士 at 2010年02月02日 09:34
広島の税理士さんへ

「野村さんの真骨頂」なるほど、素敵な言葉です。

この一言がこの稿を書いている時に浮かびませんでした(汗)

最後の最後まで月見草でしたね。
Posted by coremanagement:Okabe at 2010年02月02日 10:38
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