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2009年12月08日

リストラなしの「年輪経営」

今回のおすすめの書は、伊那食品工業株式会社の代表取締役会長である塚越寛氏の著書です。 以前にもこのblogで氏の強いアイデンティティでもある「年輪経営」についてはご紹介差し上げました。

この書が刊行されていたのは存じ上げていましたが、先日やっと読むことができました。

従来のカテゴリはビジネス書なのでしょうが、理念経営が凝縮されている氏のアイデンティティにあらためて触れることにより、現在の社会情勢や、様々な企業の経営危機の脱却の真髄が詰まっているような書だと思います。

言葉通り、年輪のように経営において即効性のあるものはなく、「遠きをはかり」ゆっくり成長することにこそ、企業経営の本義であるサステナビリティ(継続性)にも繋がるという大切さを非常に丁寧に説かれてあります。

氏の経営感に触れて私が感銘を受けた部分をご紹介します。


企業経営における利益について語られます。

「利益」はそれ自体に価値があるのではなくて、「利益」をどう使うかによって価値が生まれるのです。経営者にとって、この「利益をどう使うか」は、最も重要な課題です。この判断で、「この会社は何のためにあるのか」「どんな会社にしたいのか」が問われます。
 私は利益を「社員の幸せ」を増やすために、使おうと考えています。



理念経営の真髄を語られます。

枝葉をどんなに伸ばしても、幹が太くならないと、木は倒れてしまいます。会社も同じです。その会社が持っている経営理念、これこそが幹であり、変えることなく培っていかなければならないものです。経営が行き詰ると、とかく新しいことを試みようとするものですが、その会社の原理原則に反することをやっても成功しません。

コンプライアンス(法令遵守)重視の危険性にも警鐘を鳴らされています。

例えば、ある池があって、その前に「立ち入り禁止」の札が立っていたとします。今、その池で子供が溺れていたら、どうしますか。「立ち入り禁止」に従って、見ているのが正しいでしょうか。違います。飛び込んでいって、溺れている子供を救うのが正しいはずです。
 すべてが「コンプライアンス」の一言で済まされてしまうことに、私は強い不満と不安を抱いています。
 「人間の幸せに直結することは法律を超えて正しい」という国民意識が生まれることが大切です。



ビジネス書というよりは、哲学、倫理の書です。是非、ご一読ください。



posted by core at 06:00 | Comment(2) | おすすめ
この記事へのコメント
私もすでに購入済みですが・・・早く読まねば(汗)
Posted by M at 2009年12月08日 10:31
Mさんへ

かなり読みやすいので、直ぐに読めますよ(笑)

是非、読まれてくださいね。
Posted by coremanagement:Okabe at 2009年12月09日 15:41
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