株式会社コアマネジメント HOME当サイトについて個人情報の取扱サイトマップ
お問い合せ
会社概要 事業内容 業務事例 COREな談話室 LINK
 TOPページ > COREな談話室

2009年07月30日

オーバーライド

またか・・・とため息をつくような報道がなされていました。アリコ情報流出事件です。これまでも様々な情報流出事件が絶えることなく起きています。何ゆえにこのように頻発するのでしょうか?

J-SOX法の導入により企業の監視体制は以前よりも増してより強化されています。コーポレートガバナンス(企業統治)の最たる手法として、導入費用だけでも数億〜10数億円かかり、ランニングコストも数億円かかるといわれている内部統制をもってしても全くもって防ぎきれません。

タイトルにもあるオーバーライドという言葉がポイントです。

内部統制とはそもそも人間が作ったしくみです。

いかにステークホルダー(利害関係者)の方にアカウンタビリティ(説明責任)を果たすためのしくみを精巧に構築しても、最高責任者である経営者が自らモラルの壁を超える(オーバーライド)とこのしくみは無に帰してしまいます。


そうです。


内部統制は絶対的保証ではなく合理的保証なのです。


机上の空論と暗に言っているようなものです(ちょっと過激な表現ですね・・・)

このオーバーライドは経営者だけにあてはまるものではありません。一従業員でもあてはまります。故意ではなく悪意なき過失であれば、この内部統制のシステムが見事にスキャニングして捕捉することができるでしょう。

しかし、故意に何かをやろうと思えば必ずや隙が生じていることに気が付くのです。

人間は易きに流れるのが本能です。

つまりは、自分が行った業務を間違っているとは本質的には絶対に思っていません。正しいと考えれば次の業務に取りかかれます。労力のかかる見直し、手直しが必要ありません。

誰もが間違いの指摘を本質的にはいやがります。

オーバーライドはこの人間の本質をついてきます。確認が甘くなるところを巧妙についてくるのです。まさにシステムの隙間なのです。

今回のアリコ情報流出事件はまだ真相は解明されていません。外部の専門家も入れて調査は続けられているようですが、今回の顧客情報にアクセスできる人間はシステム開発部門の40人だそうです。しかし、これは内部の人間だとしたらです。

高度情報化社会ですから外部の人間の可能性も否定はできません。

現時点においても流出した情報(カード番号)による不正利用の照会はカード会社21社から2,200件を超えているそうです。まだまだ予断を許しません。



そうです。人間は間違えるのです。



業務も、そして心も・・・



絶対大丈夫はありません・・・
posted by core at 06:00 | Comment(0) | 内部統制
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

株式会社 コアマネジメント
〒814-0171 福岡市早良区野芥2丁目25-3-107
TEL:092-985-0502 FAX:092-980-1059
URL:http://www.coremanagement.jp/
Copyright (C) 2010 COREMANAGEMENT Co.,Ltd. All Rights Reserved.