諸行無常 、皆様もよく知っていらっしゃる仏教用語です。日本でも有数な宗教学者である山折哲雄氏がこのように語っていらっしゃいます。
世界不況も「諸行無常」永遠なるものなどない
氏はさらにこのように語っています。
経済用語の景気変動を、宗教用語で表現すると「諸行無常」となる。そこには3つの無常原則がある。地上に永遠なるものはない、形あるものは必ず壊れる、人間は生きてそして死ぬ、という3つだ。景気は循環するもの。そうした前提で冷静に見つめ直してみたらいかがだろう。(日経ビジネス2009.3.16号 P1有訓無訓より抜粋)
宗教学者の方が、世界同時不況を見つめると何とも情緒あふれるものに感じてしまいます。所詮は人間が起こしたことです。このような事態になることもわかっていたことであり、偶然ではなく必然であったのです。
抗うのではなく受け入れることが大切ですね。
しかしながら、この不況による経済的被害は様々なところで大きな影響があり、消費者のマインドは完全にネガティブモードに振れています。政局も緊急景気対策を打ち出していますが肝心な執行能力は全くないと言っても過言ではない体たらく・・・
とても容易には受け入れられません。
経済なき道徳は寝言である
以前にもこのブログでご紹介しました二宮尊徳氏の言葉です。道徳と資本主義の両立こそがこの難局を打破する鍵になるのでしょう。
結果が全てであるということは否定しませんが、今こそあらためてプロセス重視です。
2009年03月17日
諸行無常
posted by core at 06:00
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| ビジネス
経営者としては、そんな時にこそポジティブモード
で立ち向かっていきたいですね。
原理原則、第一の習慣からがんばりましょう。
困った時ほど基本に帰る。これも原理原則ですよね。意外と今の状況、複雑にとらえすぎて負のスパイラルに入っているような気がします。
高度経済成長が生み出した知的マイナススパイラル。
豊かさゆえに生じた危機ではないでしょうか?
まさにいまこそ原理原則ですよね!!!