2006年1月12日です。抗癌剤投与開始から18回目の投与になります。この日の投与で約半年にわたる抗癌剤治療が終了します。
体力の低下、副作用の苦痛からももうすぐ解放されるという思いでいっぱいでした。いつもの通り、投与前の採血を行い、約2時間後に採血の結果が出ました。そのとき、主治医のU医師より衝撃的な結果を提示されたのです。
腫瘍マーカーのCEAの数値が4.2(上限値3.2)いわゆる陽性です。確定診断ではありませんが、再発の疑いありとのことです。前々回も上昇しましたが、上限値のぎりぎりラインの3.1でした。次の検査で2.8に低下していたので少し安心はしていましたが・・・
2ヶ月後の3月が手術後の1年目の検査ということ、腫瘍マーカーは再発の目安であり確定診断ではないこと、などからU医師は「そんなに深刻に考えないように」という言葉をかけてくれましたが、やはり落ち着きません。しかしながら、不思議と前回の3.1まで上昇した時の方が、不安は高かったのです。これは、やはり、前回にもご紹介した薬剤師O氏の一言もありましたが、いずれ詳しくご紹介しますが、本能的なものが“大丈夫”と自分自身に言い聞かせていたのだと思います。
主治医のU医師が、冷静だったのには医学的根拠があったようです。3月の検査前にたまたま今回のK大学にお世話になる段取りをしていただいた同大学の第○内科のK医師とお会いしたときに、先生はこうおっしゃいました。
「CEA以前は上限値5.0だったけど、上限値未満で再発の症例が増えたので、3.2に下げたんだよ。」
かなり、気が楽になりました。勿論、疑いが晴れたわけではありません。しかし検査を受けることによって明らかになるわけですから、それまでくよくよ考えることは“無駄”であるそう考えることができるようになってきていました。
つづく
2008年11月19日
告白Vol.27〜腫瘍マーカー上昇
posted by core at 07:00
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