前回よりセカンド・オピニオンの重要性をお伝えしていますが、ポイントは医師でない方でも充分にその役目を担えるということです。極論からすれば、私でもできると思っております。
闘病中の私を支えていただいたO氏、私より年齢は10歳年下でありましたが、K大学薬学部を優秀な成績で卒業された才媛でありました。卒業後、東京の私立大学病院の雄、KO大学付属病院でそのキャリアを磨かれたのです。
豊富な経験と、するどい洞察力、それでいて全ての苦悩を包み込んでくれるような包容力を持たれたこの方は、私自身の闘病中のオアシスでもありました。
このようなエピソードがあります。
抗癌剤投与中に私の腫瘍マーカーが上昇しはじめたのです。大腸癌の再発を捕捉すべく1ヶ月に1度確認する腫瘍マーカーのCEAが上限値3.2のところ、上限値ぎりぎりの3.1まで上昇したのです。
勿論、この腫瘍マーカーは補足のためのマーカーであり、上限値を超えたからといって再発という訳ではありません。喫煙者はこの腫瘍マーカーほとんどが陽性になるようです。
この結果を受けて、主治医のU医師に「大丈夫ですか?」と、この上ない不安の中訊ねたところ、「こんなこともありますよ」と軽く流されました。今でこそは、軽く考えられますが、この時の私はほぼパニック状態です。
インターネット等で腫瘍マーカーに関することを様々調べました。何がどう変わるわけでもないのですが、この不安な気持ちが少しでも和らげばといても経ってもいられなかったのです。
定期的に民間療法である漢方系のドリンクとフコイダンを服用するためにカウンセリングを前述のO氏より受けていました。この状況を説明したときの彼女の一言を今でも忘れません。
「抗癌剤によっても腫瘍マーカーが上昇することはありますよ」
すごく自然に笑顔で答えられました。
いろいろ調べましたが、このコメントに結びつくものは見つけられていませんでした。この言葉が、症例によるものからか、不安を取り除くための気休めからなのか真意はわかりません。しかしながら、この一言が腫瘍マーカーの上昇が、喫煙でも起こるのと同じことという位置づけに私の意識を変えてくれた究極の治療だったのです。
つづく
2008年11月12日
告白Vol.26〜セカンド・オピニオン�A
posted by core at 07:00
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