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2008年09月29日

闘う経済学

日本は今、政治的混迷に陥っています。これに呼応するかのように世界経済も混迷の様相を色濃くしています。リーマンショック、サブプライム問題の病巣に到達したかのような一連の騒動は世界中を震撼させました。

世界規模での経済システムの変化が見えます。今回のサブプライム問題に端を発したリーマンショックは世界規模の金融大再編に発展しました。時を同じくして自動車産業のトップに君臨し続けてきたGMも凋落によりトヨタにそのトップの座を譲らざる得ない経営状況の中、以前は株主であった日本のいすゞにトラック事業の売却を決定したのです。

このような時代にふさわしいお薦めの書物です。構造改革の旗手と呼ばれた竹中平蔵氏、小泉内閣の中枢としてご活躍されましたが、民間からの登用ということもあり、“政治の常識”に無知だったことで、内外から様々な圧力を受けながらも、全面的な当時の小泉総理のバックアップのもと、不良債権処理、郵政民営化の基盤作りを成し遂げられ失われた10年から日本を浮上させた代表的人物といっても過言ではないでしょう。

この著書で、筆者である竹中平蔵氏が繰り返し述べられていることに、経済学者としての自負と、学者として“机上の空論”との狭間で揺れ動きながらもやはり最後は原理原則、物事のリソース(根源)にはロジック(論理)が重要である、つまりは、政策を行ううえでも経済学が重要であるということを説かれています。

経済学、学問としてとらえると非常に難しいものですが、筆者は政権の中枢で実務をこなされた経験から、経済学と政策を対比させながらどちらも判り易く説明されています。ご自身の当時のおかれた状況からこの本のタイトルでもある“闘う経済学”と銘打たれたのでしょうが、8章から構成される様々な政局で、常に経済学者としての原理原則を失わずに民間の“経済学者”として、“政治家”や“官僚”と対峙した様子が非常におもしろく描かれています。

先日の総裁選、麻生太郎氏が圧勝しました。筆者は最後の締めくくりでも政権を担うものに一番重要なものはリーダーシップだと唱えられています。まさに王道です。“セレブ総理”と揶揄されている麻生太郎氏はこのリーダーシップを発揮することができるのでしょうか?注目してみましょう・・・




posted by core at 10:48 | Comment(0) | おすすめ
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