抗癌剤投与を決意した後の対応は迅速でした。術後3ヶ月以内に投与開始が効果的との症例があるため、私の場合は術後から5ヶ月を経過しようとしていたのですぐに投与開始しました。
経口剤と同じ成分ではありますが、投与の仕方が点滴になりますので通院の仕方も変わりました。経口剤は2週間に1回の通院で、副作用の状況を確認するための血液検査を受け、主治医の問診後に薬の処方と半日もかからずに済んでいました。しかしながら、告白Vol.19〜副作用でも記述していますが、全く私には合わずに5セット25週間のところを、わずか1セット4週間持たずに服用を断念したのです
点滴の場合は1週間に1度の点滴、6週間投与して2週間休みの8週間3セットです。一般的に副作用は経口剤が少ないと言われており、経口剤が合わなくて、点滴に切り替えるというケースは少ないそうです。しかし、廻りの方々からの心温まるお薦めに乗っかる形でトライしました。主治医のU医師もびっくりされていましたが、副作用は確かにきついのですが、経口剤とは比べものにならないくらい楽でした。勿論自分なりに工夫もしました。点滴は1週間に1回、待ち時間、点滴投与時間も合わせると、病院に5時間超はいることになります。そこで、血液検査、主治医の問診が終わるまでの待ち時間には、その日のスポーツ新聞と何か好きな雑誌を1冊読むようにしました。点滴中は、学生時代に好きだった漫画を、抗癌剤投与前日に買い込み、点滴中にしか読まないことにしました。一番苦痛の時間に楽しみをぶつける。単純ではありましたが、意外に効果がありました。気分的には苦痛ではなく、この抗癌剤投与期間の22週間で、北斗の拳、ろくでなしブルース、キン肉マン、いずれも10年以上ぶりに読みまして、非常に懐かしく思い当時を振り返りながらも、現在の過酷さとのギャップに“一寸先は闇”を噛みしめたりもしていました。
毎週のように病院に行くのは非常にたいへんでした。副作用も確かにきつく、回数を重ねるごとに体力が落ちていくのも実感はできましたが、経口剤の時と違い、毎週のように主治医のU医師と会話ができるのは、自分自身にとって効果が絶大でした。私も様子を見ながら、そのときに応じた励ましや、他愛もない雑談をしたり、いつもしっかり見ていただいているという安心感があり、病院に行くのが苦痛ではありませんでした。今思えば、むしろ楽しみだったかもしれません。副作用がひどくなっても段階によって、経口剤による副作用の抑制効果があるものを出していただき、さらにもっとひどくなると点滴時にステロイドを投入することによって格段と副作用を抑えることができました。
全て、主治医のU医師が私にとって的確な判断で最良の治療を施していただけたのです。
つづく
2008年09月11日
告白Vol.24〜抗癌剤投与
posted by core at 00:25
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