旅行代理店は、国内外問わず、大型連休の集客に力を入れています。各地の行楽地も集客のための様々な施策を打ち出し、大いにGW特需としての経済効果を見込んでいます。
しかしながら、カレンダーをよくよく観察すると、日本の企業の8割を占めると言われている中小零細企業にとっては、とんでもない一大事です。
取引先の売上入金予定日、末日のところが一般的大多数です。さて、2019年4月30日火曜日は天皇陛下退位日で祭日です。では、月末が土日祭日だった場合、一般的な商取引慣例としては、当該日の前日営業日、もしくは、当該日の翌日以降の営業日に入金となります。これは売上入金日だけでなく、一般的な末日支払においての同じ商取引慣例があてはまります。
30日火曜日の前日営業日は、なんと26日金曜日、この日がGW前の最後の営業日になります。では30日以降の最初の営業日は、こちらもなんと5月7日火曜日になります。当該月末前に入金、支払い処理を行うなら4営業日前、当該月末後に入金、支払い処理を行うならなんと6営業日以後になってしまいます。
ここに、さらに中小零細企業は、月末入金の資金を原資として翌月末5日の支払日や給料日も結構多いものです。実はこの日もGWの連休中となるため、翌月5日の支払いで、特に従業員の給料については、GW前にお給料は欲しいでしょうから、26日に支払いが必要となる公算が非常に高いと思われます。
そして、もうひとつ商取引慣例上、大いに想定されることが、月末入金が5月7日火曜日になるケースが多いのではということです。
そうなれば、4月26日に売上金が未入金の状態で、通常月の支払額を準備する必要に迫れれる可能性が非常に高いということです。
金融機関の方針もまちまちで、某地銀は、行員が交互に出勤することだけ決まっているケース、祭日ではあるがシステムを調整して送金着金が出来るようにすることを検討しているケース、特定の店舗だけ営業日を設けることを検討しているケース、いずれにおいても現場も非常に混乱している様子です。
4月20日以降に緊急的な短期手形資金で融資、決済日を7日から10日に設定するGW緊急対策資金を検討している金融機関もあるようです。
いずれにおいても、弊社も連携金融機関と情報交換を頻繁に行い、中小零細企業の10連休資金対策を支援して参ります。
余談であり、予断を許さないのが10連休という期間です。
夜逃げを実行するには十分すぎる期間です。
4月26日入金がない取引先の動向は、しっかりと確認を怠らないことを強くお勧めします。


