人は1人で生きているのではないということをこの病気を罹患してあらためて実感しました。家族の愛に支えられ病気と向き合って来ましたが、家族だけではない人達からも温かいご支援をいただきました。
生命保険には3社加入していました。幸いにも非常に、素晴らしい方に設計していただいていたのでしっかりとした保障をいただけました。その中の1人のN氏が、ある1冊の本を私にくれたのです。“ツキを呼ぶ魔法の言葉”今は知る人ぞ知る隠れたベストセラーになっていますが、その当時は口込みで広がっている自費出版の本でした。その本をいただいて読ませていただきました。
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不思議です。退院後様々な自己啓発本や闘病記を読みましたが、正直どれも響かなかったのですが。この本には引き込まれました。初めて病気に対する不安が和らぐ感じがしました。
それからこの本に書いてある通りのことを実践しました。不思議なくらいに本に書いてあるようなことが起こりはじめたのです。
私より1年先に同じ結腸癌になられた方で、以前の職場時代の担当クライアントの財務部長だったM氏が、私の病気のことを聞きつけて、当時の職場までかけつけてくれました。その方は私より病状はもっと深刻な状況で、過酷な闘病生活を経て、元気な姿を取り戻されていました。その方の話を聞かせていただき、その当時の心情、現在の体調や心情、経験された方の生の話は、今までのどのような励ましや、家族の愛とはまた違った形で心に響きました。初めて自分の気持ちを理解してもらえたことを実感したのです。その方は、自分の夢だった税理士事務所を開業し、闘病生活の傍らで、仕事ともうひとつの夢の博士号を取得するため大学院にて勉学に励まれていらっしゃいました。「ここにたどりつくまでしんどかったよ。」「大丈夫ここまでこれるよ。」何て新鮮で、勇気づけられる言葉だったでしょうか!
後日、その方から手紙が添えられて、1冊の本が届けられました。
その手紙には今でも病気の不安と闘っているという正直な心情と、この本と出会って病気と向き合えるようになったという力強いメッセージがありました。この本も読んだ瞬間に“これだ!!!”と思いました。早速実践をはじめました。
この病気の治療の基本は心です。“助けてくれ”と周りに依存している限り“光”は見えてきません。これは今だから言えます。残念ながらこの時点ではそう思えていません。簡単にその境地にたどりつけるのならば、むしろ“がん難民”という言葉は生まれてないでしょうね。今現在(罹患後3年半経過)でも病気に対する恐怖はあります。しかし、この当時と現在で決定的に違うことは、希望がしっかりと心の中で共存しています。そう現状にアジャスト(適応)して、しっかりと現実と向き合えているのです。
この時のことはきっかけに過ぎません。不思議の連鎖は続きます。
つづく
2008年08月08日
告白Vol.22〜支援
posted by core at 17:18
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