抗がん剤を服用しはじめてからの1週間は、随時胃もたれのような状態でしたが、「この程度の副作用ならもちこたえれるな。」と軽く考えていました。
2週間目に入りこの状態がさらにひどくなりました。だんだん副作用がひどくなるのが、日を増すごとに強く感じます。例えていうのならば、ひどい二日酔いの状態です。だんだん食事がのどを通らないようになってきました。ワンクールが4週間服用して1週間休みのトータル5週間、それの5セット25週間、いわゆる半年の服用です。以前はこれを1年間していたそうです。
3週間を過ぎたあたりから、動くのもままならなくなり、気力も萎えきってきました。もう何も食べれません。「こんなの5セットもできるわけがない・・・」
4週目に気力の限界が来ました。「こんなの普通じゃない、何も食べられない、気力も体力もがたがたでこんな状態ならかえって病気の思う壺だ・・・」そんなことを考えていました。全く食事を取れない私を見ている家族の心配も極限に達していたのを感じていました。
自分自身の極限の状態と、家族の不安感がシンクロしたのでしょう。食卓で何も食べれずに座っていたら、突然涙があふれでてきて、感情を自分ではどうにもできないようになりました。「もう薬は飲まない。抗がん剤はやめて、代替医療を探してみる。」力なく泣き崩れながら、別の可能性を模索する決意をしていました。しかし、これは前向きな方向転換ではなく、地獄のような副作用から逃げだしたいだけでした。
気力も体力も弱り切った状態で、その日の晩に残っている抗がん剤を全部捨てました。1クールすらもたなかったのです。次の診療日に主治医のU医師にこのことを告げました。
びっくりはされていましたが、私の憔悴しきった状態を見られたU医師は、静かに「しばらく体力の回復をはかりましょうね。」そうとしか言えなかったのでしょう。「2週間後にまた来てくださいね。」最後にやさしくそう言われました。でも抗がん剤治療を断念するということは医学的治療を放棄するということになりますので、U医師は困っていらっしゃたと思います。
つづく
2008年06月30日
告白Vol.19〜副作用
posted by core at 11:04
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