一難去ってまた一難。次から次に出てくる合併症に私自身体力も気力も消耗していきました。今度の合併症は2度の開腹手術による切開箇所が化膿したのです。
体力的に前回の細菌感染で弱っていたので、それが原因となったかはわかりませんが、手術箇所の化膿は気分的に相当こたえました。何と膿を出すために縫合したところをベッドの上で開き膿みだしを行うのです。眼のやり場に困るくらい自分のお腹の中が見えるのです。「まだお腹の中とつながっていますね」何て巡回の当番医にお腹を覘かれて言われたときには卒倒しそうでした。
相次ぐ合併症、肉体的にも精神的にも弱り切った私は、退院できたとしても自分自身で家族を養っていくという自信を完全に失ってしまいました。何日かベッドの中で考え続けてついに決心をしたのです。現在の生活のリセット、全てを失わないと元の自分には戻れないと感じていました。お見舞いに来ていた妻にも相談して了承をもらいました。以下の内容を実行する決意をしたのです。
�@ 購入マンションの売却(この気力、体力では退院後もとても直ぐに仕事ができないし、3,600万にも昇る借金をとても返せないと思いました。)
�A 私の両親との同居(この気力、体力では2人の子供を自分自身の力では育てられないし、今後どのようになるかわからない状況で経済的にも精神的にも自信を失っていました。)
�B 愛車の売却(このような状況になって愛車とはいえ、VWの高級車に乗っているのは恥ずかしいと思いました。)
�@ と �B はさておき �A は妻がよく決心してくれたなと思いました。後で妻が言ってい
ましたが、このときは普通に物事を考えられなかったそうで、世の中よくできたもので、だからこそこの事態を乗り越えることができたのかもしれません。
しかし、現実には�@の購入マンションの売却が一番たいへんでした。引き渡しは既に完了しており、引っ越しの日程も決まっていました。当時住んでいた賃貸マンションの契約は既に解除してもらっていたので、引っ越し場所の変更が必要でした。こちらは手続き的なことでしたのでそうたいへんじゃなかったようですが、マンション売却は借金がありましたし、完成直後のマンションにすぐに空室がでるのは売却先のS社も非常に困るようでした。担当のI氏は非常に誠実にこの事態に真摯に向き合ってくださり、本社とも掛け合って引き渡し済の物件にも関わらずキャンセルの交渉までしてくれたのです。現実は厳しくキャンセルはできなかったのですが、私の購入物件に案内センターを設け新築同様の販売を事業部単位で展開していただけました。このてん末はまた後の章でご紹介いたします。
なかなか先の見えない一進一退の闘病生活を展開していたのですが、世間はゴールデンウィークに入りました。私の入院生活は当初は3週間の予定でしたが、先の見えない状況で1ヶ月を越しました。この時まだいつ退院できるかもわからない状況だったのです。引っ越しは無事に済んだようで、結婚して5年間過ごした賃貸マンションとはお別れもできずに次の帰る場所は実家に変わったのです。引っ越しが終わったという連絡を妻からもらったとき妻は泣いていました。このような形で思い出の詰まった我が家から離れるのが寂しかったのでしょう。
人生のリセットをしたのです。後は回復を信じて待つしかありません。しかし、意識の中から緊張するもの、背負わなければいけないものが無くなった状況は無意識のうちにリラックス状態を生み出すことになったのでしょう。ここから長い長いトンネルを抜けるべく入院生活に大きな変化をもたらすことになっていくのです。
つづく
2008年04月12日
告白Vol.14〜リセット
posted by core at 14:00
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| 告白



心配しています。それと奥様の事。お会いできるなら、お会いしたいです。差し支えないのなら、
病院を教えてください。私の調子の良い時にお顔
を拝見したいので・・・。つらいでしょうが元気でいてくださいね。岡部さんはもう頑張ってるのだから、「頑張って!」とは言いません。元気でいてください!!(^o^)
でもこれ回想録なので、3年前の話ですから今は元気です(^o^)b